tv & movie
テレビ・映画の小道具
各映画会社や、在阪テレビ局で制作されるドラマ・情報番組・報道番組・バラエティーのほか、
CM・BS放送・動画配信や各種イベント等さまざまなジャンルの映像コンテンツに美術進行・装飾・小道具として携わっています。
各映像作品の中で、登場する人物たちが違和感なく生活できるような世界観を作り上げることが私たちの仕事です。
台本の中に描かれている世界を読み解き、監督やデザイナーや他のスタッフとの打合せを重ね、
予算や撮影スケジュールに沿ってあらゆるシチュエーションの道具を調達し装飾します。
道具に対する技能や知識を生かしながら、素材の選定や配置にこだわることが視覚的な印象を与える重要な要素になると考えます。
映像業務には大きく分けて『映画部門』『テレビ部門』があり、それぞれの撮影現場でその一端を担っています。


映画部門
京都太秦の各撮影所で製作される映画(劇場版・テレビ映画)の小道具である甲冑・刀剣から家具・生活用具などを時代背景に合わせて貸し出ししています。
日本映画の創成期から現在に至るまで、多数の作品に当社の小道具が使用されています。




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旗本退屈男(1958年) ©東映
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丹下左膳(1958年) ©東映
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赤穂浪士(1961年) ©東映
テレビ部門
京阪地域のテレビ局で製作されるドラマ・情報バラエティー・報道番組への小道具、持道具の貸出やスタジオセットの装飾、美術進行を請け負っています。
朝の連続テレビ小説、土曜ドラマ、鳥人間コンテストなど時代劇から現代劇・スポットイベントまで幅広く、求められた空間を創りあげています。


バラエティー装飾
バラエティー装飾はセットデザイナーやディレクターなどの持つ世界観を、小道具を通して表現します。
時代がかった道具や生活感のある道具は倉庫の担当者に発注し、倉庫にない物はインテリアショップや雑貨屋などで購入し準備します。
世の中に存在しない装飾品や架空の印刷物などは、パソコンや手作業で制作することもあります。


ドラマ装飾
ドラマ装飾は渡された台本から登場人物の性格などを読み解き、監督、演出家、デザイナーと打ち合わせを重ね、歴史物であれば時代考証も踏まえて部屋の飾りや生活感を装飾で表現します。


美術進行
美術進行は演出やデザイナーの意図やイメージなどを汲み取って 美術全体をコーディネートする仕事です。 現場でそれぞれ専門分野の方々と同じように動きながら、 番組を付加価値のある美術作品となるように作り上げていきます。